暗黒艦隊——その真の恐怖が、ようやく地球に知られ始めた。
ダルゴス将軍。
かつてウルトラ兄弟と交戦し、幾度も敗北と復讐を繰り返してきた男。
その冷酷な知略と執念は、今回の地球侵略において、最前線を担っている。
◆
「もう、限界かもしれない……」
鳳 聖華の瞳には、戦士としての光が消えかけていた。
人間社会に溶け込む日々の中で、正体を隠し続け、常に命を狙われる恐怖。
精神は、次第に摩耗していく。
しかし、その時だった。
「甘えるな、レオ」
振り返れば、そこにはダン——ウルトラセブンの姿があった。
その隣には、ゾフィー、さらにジャック、エースの姿も現れる。
「お前は、地球を、仲間を、何より自分自身を護るためにここにいるんだ」
兄弟たちの存在、その熱い視線が、聖華の胸に再び火を灯す。
「私は、獅子の誇りを……忘れない……」
赤き獅子の魂が、再び燃え上がる。
その瞳に、覚悟と決意の炎が宿る。
◆
一方、暗黒艦隊の母艦では、ダルゴスが不敵に笑う。
「フフフ……ならば、次は“街”ごと消してやろう」
暗黒艦隊、大規模侵攻作戦、始動。
地球の運命は、今、最大の岐路に立たされていた。